第152章ロック氏は最年長

ブリエルは答えず、唇を強く噛みしめた。

チェイスは彼女が口を開くのを待たなかった。腕をつかむと乱暴に引きずるようにして外へ連れ出す。去り際も、ブリエルはセレナを刺すように睨みつけ、瞳の奥に渦巻く憎悪が燃え立っていた。

セレナは平然とその視線を受け止めた。表情は無機質なまま。どうしてこれを自分のせいにできるというのだろう。浮気した卑劣漢はすでに差し出したし、結婚式だって手放した。責められるべきは、どう考えてもチェイスのほうだ。

セレナはもう相手にする気になれなかった。チェイスのせいで食欲も失せていたのだ。ブラントが食事を終えると、彼を連れてオフィスへ戻り、すぐに怪しい契約書の洗い直しに取り...

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